PRADAの財布の施工依頼をいただきました

かなり傷んだプラダの財布をお預かりしました。
事前にいただいたお電話では、退色のみということでしたが四隅に穴が開き、縫製の糸が無くなっているところも5ヶ所ありました。

穴が開いているところは当然塗料を乗せられません。
その周辺も革の傷みが激しく、どこまで修復できるか腕の見せ所です。

穴は別革を加工して接着剤で貼り付けます。
しかし、貼るだけではすぐに取れてしまう可能性があるため、糸を通せるところまで別革を加工してあります。穴の開いているところと、糸が無くなっている部分が同一箇所だったので、補強も含めて糸を二重にすることにしました。
穴はうまく塞ぐことができました。塗装前の状態をご欄ください。

塗装することで、穴が開いていたことがわからない状態に補修できました。
四隅の穴は同様の施工を行いました。

施工が全て完了し、お客様にお渡ししたところ、穴がキレイに塞がれていることに驚いておられました。
塗装すると、若干硬くなる点はお話していましたが、従来から使われている革クリームを塗ったところ従来の輝きを取り戻した。ということをご連絡いただきました。
革の色は内側のカードを入れるところに合わせたため、若干光沢を抑え気味に塗装しました。革クリームを塗ることで光沢が出るため、お客様が使われていた元の状態に近くなったようです。
かなり傷んでいましたので、お客様には大変お喜びいただきました。