ファスナー交換とスライダーは10000点から選択!?

弊社で交換したファスナー(チャック)です。当然外し終えた物ですので、すべて傷みがあります。

金属ファスナー(チャック)の左側の布地部分が切れているのがお判りでしょうか?
わずかな切れですが、こちらはファスナー(チャック)全体の交換が必要です。

スライダー(右側)で閉じた部分が開いて来る(左側)のも、ファスナー(チャック)全体の交換をお奨めしています。スライダーだけの交換では一時的に使えるようになっても、あまり長持ちしない場合が多いです。

右側のファスナー(チャック)はスライダーの上部が折れてしまった物です。スライダーだけの交換を依頼される場合がありますが、組み合わせが悪いとすぐに外れてしまったり、スライダーの動きが悪くなる場合があります。
そのため、弊社はYKK製と確認できた場合にスライダーのみの交換をしています。
海外のブランド製品はYKK製品以外の物も多いので要注意です。
左側のファスナー(チャック)はスライダーが外れてしまったものです。こちらもファスナー(チャック)全てを交換する必要があります。

ファスナー(チャック)の形状ってそんなに違うのでしょうか?
こちらは明らかに違いが判っていただけます。

こちらはピッチが異なるファスナー(チャック)ですが、ピッチ違いなのに金属部の長さはほとんど変わりません。

こちらは非常に形状や長さ・ピッチも同じように見えます。
しかし、金属部の先端を比較してみてください。尖っている部分が明らかに異なります。
スライダーだけの交換では、このような違いですぐに使えなくなる場合があります。

ファスナー(チャック)の交換を「すぐできるの?」と聞かれることがあります。写真をご覧ください。金属部の色だけでも「ゴールド」「シルバー」「シルバー艶消し」「アンティークゴールド」と、よく使われる色だけでも4種類程度あります。
金属部を止めている布地部分の色が違うのもご覧いただけます。この色はメーカー(YKK製)で600種程度あります。それだけでも計算すると2400種類に及びます。(さらにファスナーのサイズや金属以外の物を加えると10000種をはるかに越える種類になります)
さらにファスナー(チャック)部も安い金属ファスナー(チャック)もあれば高価なファスナー(チャック)もあります。弊社では少し高いのですが、YKK製でも見栄えが良くて丈夫なEXCELLA(エクセラ)というファスナー(チャック)を使用するようにしています。

種類の多いファスナー(チャック)を、弊社では一品一品もっとも近い色やお客様の要望色をお聞きして交換しています。そのため、部品購入にも時間をいただいています。
買い出しが伴いますので、お預けいただいて最低でも1ヶ月程度(2ヶ月以上いただく場合も多々あります)のお時間をいただいています。

こちらはお客様のご要望でゴールドのファスナー(チャック)を使用したものです。把手部(ツマミ)がゴールドだったためです。布地の色は焦げ茶色です。スライダー部は把手部を後から取り付けできるタイプを使用しています。特に分厚い把手のため、こちらも部品としては一般的なスライダーより高価な物です。

スライダー破損の財布も良くお持ちいただきます。
左側がスライダー上部が折れてしまった物です。右側は交換用の新しいファスナーとスライダーです。
ファスナー(ギザギザの部分)が壊れていなければスライダーだけを交換すれば良い。と考えておられる方も多いのですが、実はそれは違います。

壊れたスライダーと交換しようとしている、上部写真のスライダーを比較してみました。
形状は少し違いますが、サイズ的には使用できそうに見えます。

「壊れたスライダー」と「新しいスライダー2点」を比較するために撮影してみました。真ん中は上の写真に写っている物と同じです。
壊れたスライダーと新しいスライダーを比較すると、微妙にサイズが異なるのがお判りいただけます。特に、ファスナーのギザギザ部分が通るところの幅や高さが違います。ノギスなどで計測すれば0.5mm以下の差異でしょう。一番右側の新しいスライダーとは明らかに寸法が異なるのがお判りいただけると思います。
サイズ違いのスライダーを使うと、キレイにスライドできなかったり最初は使えてもすぐに使えなくなる場合があります。(金属製部品で0.2mm程度の差は非常に大きな違いです。特にサイズが小さなスライダーですから、その差で正常に動かない事も当然です。)
弊社で取り扱っているのはYKK製ファスナーです。そのため、スライダーだけの交換はYKK製と確認できる場合のみ行っています。修理して長くお使いいただくためです。

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