修理や補修(リペア)の仕事に興味がある方を募集中

募集人数:1~2名
     ※未経験者歓迎
     ※最初の3日間は研修です(給与はありません)
     ※3か月程度で基礎を覚えていただきます
     ※以降は基礎の応用で技術力を向上させて行きます
年  齢
:不問(シニア積極採用)
     ※オーナーは57歳からの起業者です
労働時間:週3日~5日の設定可能
     基本時間は11:00~17:00
     ※基本時間の延長や短縮可能
      例:11:00~16:00も可能
        10:00~18:00も可能
     ※自身の都合で時間を変える事も可能
      例:保育園の送り迎えもOK!
      例:ご家族の病院の送迎もOK!
     ※自宅の仕事も若干あり(主に手縫製)
      塗装は塗料が飛びますので出来ません
収  入:月収8万円~30万円(働き方によります)
     ※収入はご自身の働き方で変化
     ※出来高制なので集中的に働くことも可能
      時給換算では¥1100以上です。
      技術が上がれば時給¥1500以上も可能
      例 週3日×5時間(一日の労働時間)
        の場合月8万円程度の実績あり
仕事内容:革製品のリペア(修理や修復/補修)
適する方:自分のペースで仕事をしたい方
     接客業務が苦手な方
     縫製や物作りが好きな方
     手に職を付けたいと思う方
     労働時間を有効に使いたい方     
休  日:計画的に休日を作れます
     (週休3日~4日可能)
     ※事情により働く時間を短時間にしたい方
     ※子供の手が離れ自分時間を重視する方
     ※介護の関係で急に休むことがある方
     ※定年前に第二の人生を目指す方
福利厚生:千葉市産業振興財団の会員
交通費等:交通費(要相談)
     ※徒歩・自転車・バイク・車が便利
      上記で通えるご近所の方の募集
     ※場所:千葉市緑区平山町
応募方法:ホームページの「問合せと来店予約」
     からご連絡ください
     「一週間程度先の面接希望日と希望時間」
     をお書きください。
     弊社より返信させていただきます。

仕事内容(現在行っている仕事の説明)
・リペア(修理/補修)業務(一番多くの時間と経験が必要な仕事です)←基本の仕事
・お客様対応業務(どのように修理/補修するか決定する重要な仕事です)現在はオーナー対応
・ホームページ管理業務(弊社の技術や仕事内容を発信する重要な仕事です)現在はオーナー対応
・メール返信業務(ホームページからのお問い合わせに対する仕事です)現在はオーナー対応
・電話対応業務(お客様からのご予約やお問い合わせに答える仕事です)現在はオーナー対応
・見積り業務(お持ちいただいた一品のお見積りをする仕事ですょ) 現在はオーナー対応
・出張見積り業務(ソファや家具などお持ちになれない品を訪問見積りする仕事です)現在はオーナー対応
・搬出/搬入業務(ソファや家具など大きなものを運搬する仕事です)←お手伝いいただくことがあります
・買い出し業務(必要な部材や工具を各所から購入する仕事です)現在はオーナー対応
・写真撮影と管理業務(HPに掲載する写真の撮影と加工や管理を行う仕事です)現在はオーナー対応
・配送受付と発送業務(配送受付を開始したため新たに発生した業務です)現在はオーナー対応
・会計業務(唯一、外部に委託しています)
・納期/顧客管理業務(現在行えていません。必要になっています)
その他業務(清掃業務や花壇の手入れなども日々必要です)現在はオーナー対応
今は上記のような内容を行っています。小さな会社ですが、仕事内容は一般の会社と変わりません。
どちらかというと、自分の好きな仕事を継続してコツコツと行う仕事です。嫌いな仕事は極力お願いしません。
また、営業活動は行っていません。

【リペア業務】の中には「財布」「鞄」「バック」「革ジャン」「革コート」「ソファ」「ベルト」「椅子」「靴」「家具」「車」など各種の仕事内容が包含されています。その中には「縫製」「接着」「塗装」などの作業が隠れています。また縫製には「ミシン縫製」以外に「手縫製」が含まれ、接着には「素材による接着剤の選択」「接着方法のノウハウ」が必要です。塗装するには「調色のノウハウ」「手塗り」とコンプレッサーを使った「スプレーガン塗装」など、様々な作業が包含されており、いずれの仕事も弊社にとって重要な内容です。
さらに、「修理するための必要時間の算出」や、「本来の修理方法」「コストダウンするための修理方法を柔軟に考える事」も必要です。

買い出し業務も、1店で全ての材料が揃うわけではありません。「お店の得意とする取り扱い商品」を見極めて、「良い物をなるべく安く購入」しないと修理代が高くなってしまいます。調達先が少ないと修理できる内容が少なくなってしまいます。交通費やお店で購入した物の送料(買い出し当日に、全て持ち帰られるわけではありません)などもお客様からいただくお金から支出しているわけですから、費用を考えながら購入できないと買い出しはできません。弊社でも本革の購入先は5店程度。金具は7店程度の取引があります。糸の購入先や加工革の製造先や、工具の調達先も必要です。ごく一部では通販も使用しますが、取り扱い内容が確実に判明している先に限定しており、修理(リペア)品に直接影響する材料は、現物合わせを行いながら購入するなど、チェーン店とは一線を画しています。工具や金具は、実際に自分の目で確認しながら購入しないと失敗する場合があり注意が必要です。新しいお店の開拓は常に行っています。

変わった仕事では、創業時に千葉県の「令和元年度 ちば中小企業元気づくり助成事業」を申請し助成を受けています。また新型コロナウィルスにより影響を受けた事業者への「申請業務」も行ってきました。こちらには会計の知識やワード/エクセル/画像加工/PDFなどのパソコンを応用する知識やプレゼンテーション能力も必要でした。それ以外にもチラシ作成や広報活動(営業活動ではありません)は都度行っています。もちろんホームページへの情報発信なども重要な業務の一つです。しかし、こちらはメイン業務ではありません。

小さな会社でも仕事は様々です。今までのご自身のキャリアに「リペア職人というキャリアをプラス」していただけるのが今回の募集です。手先を使った仕事が好きでない方には向いていません。

多くの仕事は【リペア業務をできる技術が必須】です。リペア業務が基本なので、お客様対応が苦手な方が、敢えてお客様対応を行う必要はありません。そして「修理方法が判らないと正確な見積りやお客様対応は出来ない」という事がお判りいただければ、営業強化では弊社のような会社は成り立たない事がお判りいただけるのではないでしょうか。

将来的に考えても、AIやロボットで代替できる仕事ではありませんから、技術が身に付けばリペア(修理/補修)ができる限り収入を得ることができます。AIが進歩すると現在の仕事の40%が代替されると言われていますが、技術を身に付ければ生きている間は仕事に困ることはないでしょう。万一、経済が悪化した場合は一般的には新規の高価な物品の購入が少なくなります。そうすると現在の物をより長く使うという事になりますので、リペア(修理/補修)という仕事は増加すると言われています。

「修理(リペア)」と「作品製作」の違い(参考)
時々、修理のご依頼の時に「革製品の製作」をお問い合せいただきます。
「弊社は修理(リペア)店なので」とほとんどはお断りしていますが、プチ・リメイクは時々お受けしています。
では「革製品の製作」「革製品の修理(リペア)」はどのように違うのでしょうか?
明らかに異なるのが、
  「作品製作はデザインや機能が重要」
という内容に対して
  「修理(リペア)は基本デザインを損なわない事が重要」
という違いでしょうか。こちらが一番大きな違いだと思います。世界に冠たるブランド品は「デザイナー」によってブランドの特長を前面に押し出していますが、修理は「如何にオリジナルのイメージを損なわないか」が重要です。どちらかというと、表に出てはいけない縁の下の力持ちのような存在です。
そのため「革製品を作る作家」と言われる方とは基本的に競合しませんし、作家の方が作られたデザインに対して口を出すことなど出来ません。
しかし、多くの修理を経験すると「どのような所が弱いのか」「作り方によって長持ちさせられるポイント」などが見えてきます。そのため、将来は革製品の作家を目指したい方にも、リペア(修理)という仕事はスキルアップに大いに役立ちます。

もう一つ大きな違いは「修理(リペア)は同じものが2つと無い」という事です。同じブランドの同じアイテムでも、お客様の使い方で傷みは様々です。その修理(リペア)方法は必ずしも一定ではありません。そのため、柔軟に自分の基礎技術を応用しながら修理(リペア)作業を行うことが重要です。ですから基礎技術が出来ていない方は応用できる範囲が狭くなります。ひとつの基礎技術が10あるとして、その応用が3倍になれば30の応用力が使えます。そして基礎技術が30になれば90の応用力になります。最初から応用力を使おうとしても、基礎技術が無いと修理(リペア)可能な範囲が狭まってしまうことがお判りいただけるのではないでしょうか。

また、作品製作には設計図が重要です。革製品の製作は型紙からスタートすることが多いのですが、型紙も最初の1枚から組み立てに問題が無い型紙が生まれるものではありません。試行錯誤しながらひとつの型紙が生まれます。そして、その応用として、革の厚みや革質により微妙な調整をしながら作られるのです。(曲線や合わせ縫いは、ひとつの型紙でひとつの製作物用として考える必要があります。厚い革の加工には、木型や革削ぎを行わないと美しく仕上げられない場合も多くあります)
弊社は型紙を使用するような仕事はほとんどありません。(少しはありますが…。)型紙があれば量産がやりやすく、大きなトートバッグを分解して、それより小さい長財布やキーケースにリメイクすることは比較的容易になります。しかし、量産を志向しないリペア(修理)の仕事は型紙はほとんど必要ないのです。

「同一労働」「同一賃金」と「働き方改革」についての考え方
「同一労働」「同一賃金」が提唱されてから、かなりの時間が過ぎました。弊社ではどうでしょうか。
修理(リペア)という仕事は経験が重要です。多くのリペア(修理/補修)を経験しながら、
  「短時間」で「より美しく仕上げられる」
という人の収入が多くなるのが基本になります。そのため、同一労働・同一賃金とは必ずしも言えません。
例えば、ひとつの修理品を「4時間でリペア」した人と「6時間でリペア」した人がいたとします。仕上がり状態が同一であれば、同じ賃金になるでしょうか?
残念ながら同じ賃金にはなりません。
お客様から頂ける金額は決まっているわけですから、それを時間で割らなければなりません。万一¥10000がお客様から頂ける金額としましょう。
「賃貸費用」や「光熱費」などの諸経費は、何もしなくても出ていく費用です。こちらは「固定費」と言われるものです。さらに「材料費」「消耗品」などの変動経費が発生します。¥10000の売り上げにも多くの経費が含まれていますから、それらを差し引いて賃金を算出しなければなりません。4時間で仕上げた人の賃金を仮に¥5000とします。4時間で仕上げていますから、時給は¥1250という事になります。
では、6時間で仕上げた人はどうなるでしょう。¥5000で割ってしまうと時給¥833になってしまいます。これでは首都圏の最低賃金以下になってしまいます。(現在の最低賃金×6時間では経験者の賃金を超えてしまいます。これでは本末転倒です。)
弊社では、修理の難易度や初心者の人の技術を見極めながら仕事を行ってもらいます。その基本となっているのが出来高による分配という方法です。最初は6時間要していた修理を、なるべく短時間に4時間で出来上がるようになれば「同一労働」「同一賃金」になります。おそらく小規模事業者では一般的な方法ではないでしょうか。それでも「物価上昇」や「材料費の高騰」またはBtoBならば「値下げ要求」などで予測以上の変動幅が生まれてしまいますので、利益圧迫による経営難と常に戦わねばなりません。
そのため、弊社では出来高制を上手く運用することで、できるだけ公平な分配が出来るようにして、初心者の方が最低賃金を切らないような工夫を行っています。中級~上級になれば、より高い賃金になり時給換算では¥1500前後になります。(大手スーパーのパートよりは高い設定です)基本技術をクリアして1年を過ぎた頃には十分に見えてくると思います。
出来高制のメリットは他にもあります。働いている人の都合によって労働時間が決められることです。介護や子供の急な発熱などで突然病院に行く必要が発生した時も問題なく休んでいただけます。また、働いた分が直接収入に直結するので、時によっては集中的に仕事をして稼いで、一週間~二週間ゆっくり旅行することも可能です。
もうひとつのポイントは、熟練者になればさらに収入は上昇することになります。もちろん無尽蔵に上げられるわけではありません。お客様からいただける金額から経費を引いた金額が上限です。その金額は、上場企業の中堅社員と同程度(時給換算¥1500~¥2000)のはずです。しかし、幹部社員(月額50万円 年収800万円以上)と同等というのはなかなか難しいのが実情です。
最近は「働き方改革」と言われていますが、小規模事業者であればあるほど突き詰めなければならない課題なのです。

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