2025-12-31 / 最終更新日時 : 2026-01-22 knishikawa こんな補修も バックスキン革ジャケットの切れ補修 バックスキンの革ジャケットをお持ちいただきました。バックスキンとは裏革を表にしている作り方です。 正面は特に問題は無く、お客様のご要望は裏面の革切れでした。この画像でも切れている部分がお判りになるかもしれません。 ピックアップ撮影すると切れがハッキリ判ります。ジャケットに使われている革は結構薄めの革でした。薄い革は軽くて扱いやすい点がメリットです。 さらにピックアップ撮影すると結構切れが進んでいます。このまま放置しておくと、ドンドン革切れが進んできそうな状態でした。今回は革の切れが、これ以上進行しないようにする事を優先しなければなりません。お客様にもその点をご理解いただき、施工方針を裏に革を入れて、その革に表面革をキチッと接着する事に決まりました。 バックスキンの場合、表側になっている革には産毛のように革の表面に革が立っていますので、パテを入れると余計にキズの線が目立ちますので、パテは使えません。こちらが施工を終えた切れていた表面の革部です。黒く見える部分も裏側はしっかりと、裏に入れた革と接着できています。 少し離れると切れた跡は見えにくくなりますが、それでも黒い部分が残っています。こちらは表面革が無くなってしまって、革と革を繋いでも表面の革が無くなっているために接着剤が見えているからです。 かなり離れると革が切れている部分はほとんど見えませんが、今回はこれが限度でしょうか。お客様にもご説明して納得いただけましたが、バックスキンは革が立っている部分が無くなってしまうとどうしても繋がり部分が隠れなくなってしまいます。バックスキンの場合は気が付いたらすぐに修理される事をオススメいたします。