2025-06-12 / 最終更新日時 : 2025-09-15 knishikawa ソファと家具 長椅子コーナー部の座面張り替え 長椅子のコーナー部分をお預かりしました。長椅子と違って小さいように見えますが、施工工数は多くなります。 座面の破れている部分は小さいですが、全ての破れ解消のためには仕方ありません。こちらはコーナー部座面の左部分です。小さな切れが確認できると思います。 こちらはコーナー部座面の右側ですが、この角度では切れている部分がほとんど判りません。 ピックアップ撮影すると、中央にあるパイピング部分の右側が切れているのがお判りいただけると思います。こちらは一気に傷が拡大することが考えられる箇所です。ちなみに、左右の座面に挟まれているパイピング部分も作り直す事にしました。 外した座面部分の全体です。上部に見えるのは全て布地で座面を引っ張るために縫製されています。また、左右の側面と座面の色が違っているのがお判りになると思います。座面は光が当たって褪色しているのが良く判ります。 張り替えが完了して全体を撮影したものです。一週間ごとに一脚ずつをお預かりして、こちらのコーナー部の座面張り替えで完了しました。3脚なので3週間を経て完了となりました。このような方法は手間が掛かりますが、弊社はお客様のご都合を最優先に考えて工程を組み立てていきますので、まずはご要望をお聞かせいただければと思っています。使用した合成皮革は、張り替えない部分と一番違和感が出ない革目と色を採用しています。合成皮革は弊社では主に2社の製品を使っています。メーカーによって色や革目が微妙に異なるためです。全体を張り替える場合は1社でも良いのですが、少しでも違和感が出ないようにするためには2社でも少ないかもしれません。なお、本革の場合は座面を塗り直すため、主に革目を中心に選定して、革を塗り直す加工を行っています。