2019-12-07 / 最終更新日時 : 2020-03-13 knishikawa こんな補修も ワッペンの縫い付け加工です ワッペンの縫い付け加工をご依頼いただきました。背面の1枚を含めてトータル10枚のワッペンです。縫い付け順はお客様がセロテープで貼った状態でお持ち込みいただきました。 ことらは背面のワッペンです。 ワッペンは極力外側で縫い付けないと引っ掛かりなどが発生してしまいます。こちらは外側が黒い色でしたので黒糸で縫製しました。 外側が白い場合は白糸で縫製します。 こちらも白糸で縫製していますが、ワッペンの青い糸がミシンに引っ張られて、上部に点のように青い色が見られます。こちらはワッペンの糸です。 こちらも黒糸での縫製ですが、かなり曲線が複雑で苦労しました。だからと言って直線縫製してしまうとワッペンが引っ掛かりやすくなりますので、こちらは慎重にトレースして縫製しています。 こちらも白糸での縫製です。 こちらは一番外側は黒色ですが、1ミリ少ししか幅がないため白い部分を縫製することにしました。右に若干、糸のトレースが外れてしまいました。実際は0.5ミリ程度のズレのため、そのまま縫製しました。お客様にもご納得いただきました。 こちらは青糸と赤糸を使って縫製してあります こちらも青糸での縫製ですが、弊社が使用している糸メーカーでは同色の糸が無く、上のワッペンを縫製した糸と同様の糸を使いました。 こちらは黒糸での縫製です。 こちらは背面のワッペンを黒糸で縫製したものです。前面に取り付けたワッペンと同じですが、ミシンを入れる部分が下部だったのでギリギリの黒部分に縫製しました。 背面の最下部に縫製したワッペンは糸が裏から見えます。この部分は体の動きに関係の無い部分なので、このように縫製しています。 前面に縫製したワッペンは裏地の中なので縫製糸は全く見えません。 左右どちらも裏地から糸が出ていないのが確認できます。これが本来のワッペンの取り付け方法です。チャック部分を触らないで、ワッペンを裏地まで糸を通すやり方もありますが、その方法では裏地の動きが制限されてしまいますので、着ずらくなったり、裏地がすぐ破れたりしてしまいます。そのため、弊社では手間はかかりますが、この方法を行っています。お客様にも事前にご説明しています。 縫製が完了しました。お客様には大変喜んでいただけました。 Follow me!