2020-03-21 / 最終更新日時 : 2021-02-06 knishikawa こんな補修も 本革コートの補修です 全体に擦れや退色でくすんだような状態です。 背面は色がまだら模様になっています。 画像をピックアップすると色の違いが見ていただけます。お客様のご要望は画像の下部分に近い色でした。スティッチ(白い糸)は同色に仕上げる方法で良いとのお話でした。 ベルト部もバックル(革を貼ってある)の擦れが確認できます。 バックル周囲も色が回復し、全体の色も退色や擦れが無くなりました。ステッチは同色の塗装で良いとのことでお客様に事前に確認させていただきました。糸を残す塗装もできますが、完全に手塗りになりますので大幅に作業時間が多くなりますので、今回はお話し合いの結果、同色に塗装することになりました。 コート背面の色も統一できました。 背面の全体はこんな感じです。 腕の左右にもベルトがあり、こちらも補修しています。ボタンなどはマスキングした後に施工していますので補修の影響はありません。コート裏にも革がありましたが、こちらも補修しています。取りに来られたのがご主人だったので、残念ながら実際にお使いになる奥様に気に入っていただけたかどうかはわかりません。柔らかめのコートでも、塗料が柔軟なので問題なく施工できます。当然、補修後に塗料が割れるようなことはありません。しかも表面は強いというのが特徴です。 Follow me!