Louis Vuittonのボディバックの修理です

ルイヴィトンのボディーバック。
革部分は少なく傷みもそれほど目立ちません。

お客様が気にされていたのはパイピングの切れです。

良く見ると、上部のパイピング部も芯が出てきています。
こちらは前面の左側です。

前面の右側は一番ひどくパイピングが擦り切れて芯がかなり出ています。
近くの革部も擦れが見られます。

底面も擦れが見られます。

さらに背面のベルト部の革にもキズがありました。
こちらは左側です。ベルト止めの部分も革が使われています。

右側の革部です。少し擦れが見られます。
お客様とのお話し合いで、革部は全て補修することになりました。

革部全体を塗装する場合、最初に色調を決める必要があります。
擦れが起きていない部分から、それに合わせて塗装色を作ります。
光沢も合わせる必要があります。

キスがあった部分も補修できています。

底面部の擦れも改善しています。

革部の色も回復し、パイピング部の芯が多く見えていたところも修理完了しました。

左側のパイピング部の修理も完了しました。

背面のパイピング部の修理も完了し全ての革部の補修が出来上がりました。

革部全体がスッキリしました。
革部は少ないのですが、パイピングの修理や最後の塗装は手塗りする必要がありましたので、金額的には少し高くなりました。
お客様にとっては、どのような仕上がりになるのかは、終わってみないとわかりません。
弊社にとっても、お渡しする時が一番ドキドキします。
今回のバッグの仕上がりも大変に喜んでいただけました。特に革部の光沢は買われた時の耀きを取り戻しましたので気に入っていただけたようです。

Follow me!