2020-09-21 / 最終更新日時 : 2020-09-27 knishikawa 修理実績一覧 HERMESのキーホルダーの補修です エルメスのキーホルダーをご依頼いただきました。写真では擦れだけのように見えますが、実際は折り部の糸が切れていたりしていました。 背面はさらに擦れが感じられます。キーをホールドする金具の背面がかなり突出してしまい、その四隅は間もなく革が切れそうな状態でした。 内側も擦れは激しく、ブランド名も消えかかっています。 一番補修の必要なのはこちらでした。糸が外れて、完全に開いてしまっています。エッジの塗料も無くなっており、上部の革の傷みもかなり進んでいます。 施工途中はこんな感じです。確かに、外れていた部分は塞がり、新しい糸で縫い目も戻りましたが……。当然、これで終わりではありません。 補修後のピックアップです。エッジや色も戻りました。いとも塗料が載っていますので、馴染んでいるのが見ていただけます。 補修後の内側はこのようになりました。消えかけていたブランド名も残しましたが、こちらは無くしてしまう方が施工は楽になりますが、弊社はなるべくオリジナルに近い補修を目指していますので、今回は残した状態でお客様にお渡ししました。お客様も確認後に「この状態でいいです。」と言っていただきました。 補修後はこのようになりました。エッジもキチッと仕上げています。簡単そうに見えて、エッジの補修は非常に時間がかかります。 全体ではこのように仕上がりました。お客様にも喜んでいただけました。 Follow me!