自転車のハンドルとサドルの補修

自転車のハンドルとサドルの補修をご依頼いただきました。

ハンドルは紫外線や擦れによって元々の色が大きく変色していました。バックミラー(?)が付いていた部分は元の色が残っていましたので、その色を参考にして革部の全体補修することにしました。

サドルも同様の色だったと思われます。サドル全体にエンボス加工がされています。塗装するとエンボスは見えにくくなりますが、お客様とのお打合せで問題ないとご了解いただきました。

横から撮影したのがこちらです。右側の先端はエンボスがかなり擦れによって高低差が無くなっているのがご覧いただけます。

塗装完了後に同位置から撮影したものです。エンボスがかなり無くなっているように見えますが、塗料が高低差が無くなったというよりは光の反射によるものです。

同じアングルからのもう1枚の写真です。ちょっとフラッシュの反射が強すぎるようです。

ハンドルはこのような感じになりました。バックミラー(?)があった部分も塗装していますので、黒くなっていたところも無くなっているのがご覧いただけます。

色合いはお客様にもご納得いただけました。
こちらは、経営されている自転車店の展示品になるとの事でしたので、ハンドルとサドルの色合いがが同じであれば問題ないとの事でしたが、残っていた色に合わせましたので喜んでいただけたようです。
本革なので施工には問題ありませんが、ハンドルは円柱なのでムラ無く塗装するのは予想以上に気を使いました。
実際にご使用になった場合も、塗装剥がれなどが無いように丁寧に塗装しています。

Follow me!