表面革は「蛇革」です。お客様もご存じでした。表面は全体クリーニングでスッキリとしたのがご覧いただけると思います。内側に使われている革と表面に使われている革は異なりますので、内側だけが傷んでしまったと思われます。
クリーニングはお客様のご予定があったため、回数を少なくしてその費用を内側の補修(リペア)に回すことで、当初のご予算内に納めさせていただきました。
カビクリーニングは「カビ菌」が相手のため、弊社では3回程度のクリーニングをお奨めしています。1回目でほぼカビは見えなくなりますが、1週間程度置いておくと、微妙に色くなると場合があります。カビ菌がまだ残っているためです。それを再度クリーニングで叩くことでカビを除去します。3回程度行うと、ほとんどカビ菌を除去できます。そのためカビクリーニングは1ヶ月程度お預かりして施工しています。
クリーニング後に保管する場合は「風通しの良い湿気の少ない場所にしてください。」という事をお奨めしています。そして「できる限りお使いいただきたい。」という事を強く推奨させていただいています。それが一番カビを生やすことを防ぐ方法なのです。