革ジャンの一部分の擦れ補修

傷みがほとんど無い革ジャンをお持ちいただきました。。

お客様のご依頼はこちらでした。Beforeのrの上にある擦れです。案外判りにくいですね。

ピックアップ撮影すると明らかに表面の革が擦れて無くなってしまっているのがお判りいただけます。

こちらが施工後のピックアップ画像です。黒の色が擦れを無くしているのがお判りいただけます。

少し離れた状態で撮影しました。凹凸がフラッシュ撮影のため、逆に目立ってしまいました。凹凸は0.1mmから0.2mm程度と思われます。周囲の革目(人間にもあります)もありますから、革には表面そのものに凹凸があるのがお判りいただけます。
パテを入れて段差を無くすことも可能ですが、今度は表面がツルツルになるので、かえって目立ってしまう場合があります。
その時々に応じて、施工方針を決めています。今回は光沢を合わせる事を重視しています。

全体撮影では元々目立っていなかった場所なので、施工した場所は判らないと思います。
受け取りに来られたお客様にも喜んでいただけました。
補修部分しか施工していないように見えますが、擦れの周辺はグラデーション塗装していますので、実際の塗装範囲は財布全体を塗装するのとあまり変わりません。

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