2022-03-03 / 最終更新日時 : 2022-06-25 knishikawa ブランドバック Cartierショルダーバックのクリーニングからベルトと本体の補修 カルティエのショルダーバックをお送りいただきました。全体的にカビが発生しており、色も擦れによって所々無くなっていました。 ブランド名の刻印部に色が無くなっているのがご覧いただけます。また、ショルダーベルトはかなり長めでお使いになっており、ベルト調整に全く余裕がありません。またベルト調整の端が抜けて来るのか、黒い糸で縫われていました。カビもかなり出ています。 背面も同様にかなりのカビが発生しています。 ショルダーベルトは表が折りタイプで裏に一枚革が縫製されている仕様で表と裏の革目は同様でした。ベルトの状態は悪く、かなり固くなってしまっており、所々に切れが見られ交換の必要がありそうです。 一番右側が元々使われていたショルダーベルトです。右から二番目が裏側です。三番目は裏側に縫製するための一枚革です。一番左側が今回のベルトの代わりに使用する折りタイプのショルダーベルトです。左側二本には糸が見られません。こちらはこれから加工するためです。 新しく作ったショルダーベルトのピックアップがこちらです。金具は元々使用されていたものです。そしてベルトストッパーも元々使用されていたものです。つまり、ベルトだけが新しく製作したもので、色も弊社で調色したものです。 カビを除去して、全体塗装した背面部の写真です。 正面はこのようになりました。ブランドの刻印周辺も色が回復しているのをご覧いただけます。 全ての施工を終えた全体写真です。特にショルダーベルトは長さを約15cm程度伸ばしていますので、一番端になっていた穴の位置も3番目の所が以前の長さとほぼ同じにしています。 ブランド名が入った内側と塗装し直した外側の色合いを同時にご覧いただける写真がこちらです。送付でのご依頼でしたので、入金確認後にクロネコヤマト宅急便の着払いで発送させていただきました。 Follow me! “Cartierショルダーバックのクリーニングからベルトと本体の補修” に対して1件のコメントがあります。 ピンバック: ショルダーベルト交換にも3種類の方法を検討!? | 革の修理と補修と色直しのワールドリペア千葉 コメントは受け付けていません。
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