2023-02-03 / 最終更新日時 : 2023-02-10 knishikawa ブランドバック COACHショルダーバックの色補修 COACHショルダーバックをお持ちいただきました。全体に入っているキズが気になって仕方がない。というお話でした。 背面を確認すると、キズは少なく擦れで色が無くなっているのが周囲全体に発生しているのがご覧いただけます。 側面をピックアップ撮影してみると、擦れによって色の無くなっている状態がご確認いただけます。また、ショルダーベルトにも擦れによる色落ちが見られます。 反対側の側面も同様の状態でした。 底面も擦れにより色が無くなっている部分が散見されます。 お客様は「周囲の擦れは余り気にならない。」という事でしたが、全体補修する場合、塗装しない所が発生すると余計に手間が掛かります。全体を塗装して色は一色に統一されますが、このショルダーバックは元々同一色と思いましたので一気に全体を塗装しています。お客様が気にされていたキズも同時に補修していますので、回復しているのがご覧いただけます。 側面の施工後の状態です。色が蘇っているのがご覧いただけます。ショルダーベルトも回復しているのがご覧いただけると思いますが、少し見づらくて申し訳ありません。 もう一方の側面も色が回復しているのがご覧いただけます。こちら側のショルダーベルトの色の回復は十分にお判りいただけるのではないでしょうか。 背面の完了後の状態です。お客様のご要望色は「元々の色より少し明るくしたい。」という事でした。完了後の状態を施工前と比較いただければ色合いが少し変わっているのがご覧いただけます。 全体撮影すると、カメラのフラッシュの反射が少なくなりますので、色合いがよりご覧いただけます。一番上の写真と拡大して比較いただければ、その違いがお判りいただけるのではないでしょうか。お客様にお渡しした時、笑顔で「綺麗になって。」と言っていただけました。色合いやキズの回復状態もご満足いただけたようです。色合いについても気にしていましたが、ご希望に近い色で問題なかったようです。いつもながら、お渡しする時が一番緊張します。よく「革色」というお話が出る事がありますが、今回の色も一般的に言われている「革色」のひとつと思います。しかし実際は今回の色よりも明るい「革色」もあれば濃い「革色」もあります。そういう意味では、革色といっても一定の色など無い事がお判りいただけると思います。今回、お客様のご要望は「キズを無くして欲しい」「全体的に明るく」「少し赤が強く」というものでした。これらのご要望はお客様との話の節々から感覚的に掴む情報が非常に大切で、今回の色に決めたのも、お客様とのお話し合いが元になっています。全体補修を希望される場合は、ぜひご来店いただくことをお勧めいたします。 Follow me!