椅子の座面張り替えⅡ

16脚中の残り8脚がこちらの椅子です。座面は同様ファブリック(布地)素材です。座面が木枠の中に入っている形なので、四隅の仕上げには注意が必要です。

ファブリック(布地)は座面にもよく使われていますが、繊維なのでどうしても汚れが付きやすく残ってしまいます。
その点、合成皮革は汚れが付いても落ちやすい特徴があります。裏側は縦と横の繊維でできており、特に弊社で使っている合成皮革は糸と糸の間隔が狭くて密になっていますので強くて伸縮性があるタイプを使用しています。

四隅の処理をキチッと行うと合成皮革に交換してもスムーズに取り付けできます。しかし、ファブリック(布地)は本革や合成皮革よりも薄いため、木枠で囲っているタイプの場合は合成皮革をお勧めいたします。

年末にお預かりした8脚は、年始に作業を行って年初1月5日に納品させていただきました。
これにより、店舗で椅子が不足することは無く、営業に支障が出ずに座面の入れ替えを行うことが出来ました。極端に多くの脚数ではこのような方法はできないかもしれませんが、ご相談いただければお客様のご要望をできる限り実現できるようにしています。

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