椅子の座面張り替えです

椅子を二脚お預かりしました。座面が破れてしまって、クッションのウレタンも一部無くなっています。

表面の革の破れは少ないのですが、こちらの方のウレタンの傷みが激しく、まずはクッションの補修が必要でした。

もう一方の椅子は座面の破れは激しいのですが、クッションの傷みは少ないようです。いずれにしてもクッションの補修は必要です。

表面の革は、本革の牛革を使っています。表面はラム調に仕上げられている革で手触りも非常に良く、座り心地も良好だと思いましたので、この牛革にしました。

座面に使用する革は、合成皮革も使えましたが、今回はお客様のご要望で本革を使用しています。

座面は椅子の木部にはめ込むタイプのため、座面に使用する革の厚みが厚すぎると、はめ込むことが出来ません。破れていた革の厚さは0.9mmの厚さでしたので、今回は1.1mmの革を選んでいます。裏は革漉きしたものを選んでいます。

創業当時は、革の購入先が個人も相手にする卸店でしたが、今は革を製造しているお店から直接購入できるようになりました。今回使用した革もちょっと値の張る高級な革です。
こういったご縁はなかなか無いもので、大変ありがたく思っています。
椅子二脚をお客様へ納品して完了しました。千葉市周辺は引き取りおよび搬入手数料もいただいておりません。

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