全体のイメージはこのような感じです。右上と左下の糸が新しくなっていますので、写真でご覧いただけると思います。
受け取りに来られたお客様には、気になっていた部分の修理状況をご確認いただき、ご満足いただけたようです。
本革の面積が少ないので、費用的に安く上がりそうですが「革入れ(接着)」「下地作り(エッジ塗料)」「上塗り塗料」「手縫製」と4工程の細かい手仕事なので、時間は結構必要になります。特にエッジ(コパ)塗料は少ない面積でも「何度も何度も」塗料で形作りますので、トータルではかなりの時間になります。弊社は必要時間に対して時給を掛ける方式のため、時間が掛かる手仕事による修理は高くなりがちです。今回、ミシンや塗装器具などの機器は一切使用していません。