革ジャンへのワッペン縫い付け

革ジャンにワッペンを取り付けて欲しいということで遠方よりお送りいただきました。

革ジャンにはワッペンを外した跡があり、その部分にワッペン2枚を取り付けるご依頼でした。元々のワッペンはお客様がご自身で取り外されたようです。

左腕部分も右側と同様にワッペンの取り外し跡がありました。

「日の丸」のワッペンは外枠に針を入れて縫い込むことができそうでしたので、外枠を縫製しています。
しかし「JAPAN」のワッペンの外枠は幅が1mm程度しかなく、その内側に針を入れて縫製しています。
内布に合わせたオレンジの糸を下糸に使用していますので、少しだけオレンジの糸を見ることが出来ます。

右側も同様に縫製しています。
糸はそれぞれのワッペンに合わせて一番近い色で縫製しています。万一、色が異なる糸で縫製するとワッペンが台無しになってしまいます。

左右にワッペン取り付け後の状態です。
今回は「内布に針を通して良い」という条件でしたので、下糸は内布に合わせたオレンジの糸を使用しています。つまり、ワッペン2枚を取り付けるにも3色の糸を使っています。ワッペンを作るには刺繍糸が使われています。刺繍糸は色の種類が多いため、糸はほとんどが新規購入になるため、納期は比較的長くいただいています。

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