土屋鞄ショルダーバックのベルト補修

本革のショルダーバックをお持ちいただきました。メーカーは土屋鞄製作所です。

バックには特別傷みはありません。

お持ちいただいた理由はこちら。ショルダーバックのベルトの糸が切れてほどけています。
縦糸には折り返し縫いは見られず、横糸に一目の折り返しが見られます。ベルトを折り返して縫製している距離が短いために、縫製糸に力が掛かってしまったのかもしれません。

内側の糸はもっとひどく傷んでいます。返し縫いが少ないために、それが原因で糸がほつれて来たのではないでしょうか。

お客様とのお話し合いの結果、元々の糸は残したまま四角に縫製する施工になりました。そのため、二重糸になっているのがご覧いただけます。

ショルダーベルト根本の外側はこのようになりました。縫製は手縫いで行っています。糸は同様の色(メーカーが異なる場合もありますので「同じ」とは言えません)の5番糸を使っています。手縫いでも返し縫いを行っていますので糸が三重になっている所があるのもお判りいただけます。

お客様が、土屋鞄製作所に問い合わせたところ「2ヶ月お預けいただきます。」ということで弊社にお持ちいただきました。弊社も、必ずしも短期に出来るわけではありませんが、メーカーさんよりは早く出来る日程でご提示したため、ご発注いただきました。

バックはしっかりと作られていますので、今後も長くお使いいただきたいものです。
メーカーは「多くの製品」を如何に「沢山」「高価」で販売するかということがひとつの目標です。そのため、アフターサービスには力を入れていないのでしょう。土屋鞄の製品は良い物だと思いますが、もう少しアフターサービスを強化しても良いのではないでしょうか。
でも、そうなると弊社のような事業は成り立たなくなってしまいますね。笑

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