本革ベルトのサイズ直し

「ベルトの長さをカットして欲しい。」ということでお持ちいただいた本革ベルトです。

ベルトは幅が狭く長い革ヒモ3本を編んで作られている物でした。先端は革ヒモを折り返していますので、こちら側の寸法変更はできません。

表側は白い糸で縫製されていました。3本の編んだ革はバックルが付いている革で挟み込みしていました。

裏側は黒糸で縫製されています。

右側はカット後のベルト革です。真ん中は、カット後に縫製されていた元の革と同じような形にしたものです。
左側は革ヒモを抑えるための革で、バックルも付いており挟み込んで使用するものです。厚い革なので、ミシンの針穴が開いているのがご覧いただけます。

縫製取り付け後の裏側です。若干糸目がズレているのがお分かりになるでしょうか?こちらは裏側なので多少のズレは仕方ありません。

表側の縫製状態です。こちらは穴の開いたところにミシンの針を入れていく縫製作業なので、慎重に慎重に行っていきます。今回は非常に綺麗に縫製できています。しかし、一目二目は穴が残ってしまうこともあります。
表側の縫製糸は5番糸。裏側は8番糸を使っています。

バックル側で縫製されているベルトは容易に寸法変更はできませんので、弊社のような業者をお使いになることをお勧めいたします。
ジャストサイズになったベルトを、お客様も笑顔でお持ち帰りになりました。

Follow me!